2011年6月24日 横内知事表敬訪問

 

当会の質問事項に回答をいただきました
山梨県知事訪問に際して
 今回の横内知事訪問に際し、Team Let’s Fuji(当会)に寄せられた様々な意見を集約して列記しました。それぞれバラエティに富んでいますが、一読して知事の見識をお聞かせください。
2011年6月24日 

当会の結論としては、いわゆる国中と郡内地域の「地域間格差是正」が大きなテーマとなっているように思われます。しかし、特に富士北麓の地域性は県の指導・支援・援助が無ければ自らの意識改革ができません。それが私たちのとって歯がゆく思うのと同時に事実でもありますので、横内知事のリーダーシップで富士北麓地域の意識改革醸成の手助けに期待しております。

■道路網整備について
 国道138号線(富士吉田市)の拡幅について、現在計画が停滞している状態の打開を早急に検討して欲しいと思います。
 富士吉田市本町通りの電線地中化について、富士山世界文化遺産を見据えた景観と観光資源になるよう推進して欲しいと思います。
 リニアの開通に際して、富士北麓地域から駅まで30〜40分程度で到着しなければ恩恵はありません。特に若彦トンネル経由の中途半端な状態を解消し、延長トンネルをリニア駅付近まで新設して欲しいと思います。
 富士山世界文化遺産を見据え、「ふもとから登る富士山」のテーマのもと、吉田口登山道(浅間神社〜馬返し)の整備に協力して欲しいと思います(本年6月一般質問関連)。

■医療・福祉について
 医師不足の中、知事はじめとする医療機関の最大限の努力の結果、小児初期救急病院が郡内地域に開所して大変感謝しています。今後の課題として小児初期救急医療の24時間体制を実現し、医師の確保など地域間の命の格差を埋める努力とアイディアを検討して欲しいと思います(本年6月一般質問関連)。
 富士北麓地域の障害者や老人等が甲府方面の施設や医療を利用する際、その負担をさらに軽減する施策や交通機関のサービス充実を促す措置を検討して欲しいと思います。

■富士山の有効活用と環境・景観(富士北麓地域の自活)について
 当会の発足当時から富士北麓地域を富士山環境と先端技術の融合で未来を拓こうと努力してきましたが、地域性のためか、なかなか進展してきませんでした。
しかし、昨今の状況変化で特に自然エネルギーや循環型社会の認知が一般に進み、中でも山梨県の先進性は頼もしく思って見ています。その一方で、私たちの目から見ると富士山という資源がある富士北麓地域が同じ山梨県からこれ以上後れを取ってはいけないという危機感があります。
 そこで、山梨県の進歩性を堅持することはもちろんですが、富士北麓地域も一緒に歩を進めるよう知事からも画策して欲しいと思います。具体的に私たちが目指していることは、富士山世界文化遺産を見据えた上で水などを利用したマイクロ発電施設の環境・景観、あるいは先端技術の実験地域としての環境・景観などです。
 富士山という環境・景観を活用し、同時に医療と福祉の充実した日本有数のホスピタリティと癒しの地になる可能性について。
 富士山世界文化遺産を契機に富士北麓地域の「面」としての観光地を確立し、特に歩いて巡る観光地としての仕掛けづくりの推進が大切だと思います。

■その他
 切実な問題として、郡内地域の経済活動と雇用はひっ迫しています。県として東北災害復興の名目のもと地元業者の派遣やあっせんなど、今後予想される復興に向けて何か方策があればと思います。
 富士北麓防災対策について、いざという時の食糧備蓄や物資搬入経路、ならびに緊急避難時の受け入れ先についての周知とマニュアル化が必要だと思います。

まだまだ百花繚乱、意見紹介も不十分ですので今以上に横内知事と親睦を深め意見交換ができれば幸いです。