《横山勇志議第員 1標題1回目の質問に対する答弁》
横山勇志議員の子どもたちの教育環境についての御質問にお答えいたします。
まず、どのような方針の下、子どもたちの教育環境を担っていくのかについてでありますが、本市における学校教育の施策は、第6次富士吉田市総合計画に基づき、富士山教育を基本理念として特色ある学校づくり、国際理解教育、特別支援教育、食育なども含め、教育の「質」の向上を常に目指した教育活動を展開することとしております。
具体的には、地域ごとの特色ある郷土を学び、郷土愛を育む心豊かな児童生徒の育成に努めるとともに、平成32年度に全面実施される新学習指導要領への移行措置として、小学校外国語活動及び小中学校外国語科の授業を充実させるため、市内小中学校に派遣している外国語指導講師を本年度2名増員し9名として、国際理解教育を推進しております。
また、様々な特性を持つ児童生徒が円滑に学習活動や学校生活を送ることができるように特別支援教育支援員を効果的に配置するとともに、不登校や問題行動等様々な課題を抱える児童生徒やその保護者に対応するため、総合教育支援員に加え、本年度新たに福祉部門などの関係機関との連携強化を目的に臨床心理士やスクールソーシャルワーカーを任用し、支援体制を一層充実させております。さらには、新給食センターにより学校給食を充実させるとともに、アレルギー対応や食育の推進にも努めているところであります。
一方、教育現場の多忙化解消のため、教職員の校務を支援するために本市独自で構築したシステムの更なる活用を図り、また、教職員への専門的な指導研修の実施によりその資質の向上に努め、信頼される学校づくりを推進して参ります。
また、近年問題となっている少子化につきましても、その動向を見極めつつ、適正な教育環境の下で義務教育が受けられるよう調査研究し、取り組んで参ります。
いずれにいたしましても、学校現場と教育委員会が連携を強化し、これら多くの取組みを推進していくことが、児童生徒一人ひとりに寄り添った教育活動の推進につながるものと考えております。
次に、市内小中学校及び保育園へのエアコン設置についてでありますが、本年の記録的な猛暑は、その異常ぶりが全国各地で報道され、大きな話題を呼んでおります。このような状況でありますので、各小中学校と保育園には、改めて暑さ対策について注意喚起を促したところであります。
また、エアコンの設置につきましては、現在建設中の(仮称)市立第7保育園やエアコン未設置の学童保育施設について本年度中に順次設置に努めて参ります。加えて、来年度以降も予想される記録的な猛暑を鑑みますと、多額な経費を要するものの、園児や児童生徒の体調管理に関わることでありますので、教室等へのエアコンの設置に向け、前向きに検討して参ります。
次の運動会等の時期の柔軟な対応につきましては、教育長をして答弁いたさせます。
以上、私からの答弁といたします。
《教育長答弁》
横山勇志議員の運動会等の時期の柔軟な対応についての御質問にお答えいたします。
本市では、本年度の中学校学園祭を9月8日と9日に、小学校運動会を9月15日に実施する方向で既に練習に取り組んでおります。本年度につきましては、当初に計画した学校行事などをこの時期に変更や調整をすることが非常に困難であることから予定どおり実施して参ります。
しかしながら、来年度以降も猛暑が続くことが予想されることから、運動会等の実施時期につきましては、他の学校行事の実施状況も踏まえて検討して参ります。
なお、本年度につきましては、運動会等の練習段階から、テントでの休息や通常携帯している水やお茶に加えてスポーツドリンク飲料の携帯も促しております。さらに、運動会等の当日におきましては、待機用テントの周りへの散水や給水タイムを設定するなど、暑さ対策を施しながら実施して参ります。
以上、答弁といたします。
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