《横山勇志議員 第1標題2回目の質問に対する答弁》
横山議員の2回目の御質問にお答えいたします。
先ほど、横山議員から御発言がありました「(仮称)南部東西幹線1号」につきましては、本市南部の市街化の進行に合わせた計画的な道路整備という観点から、国道138号及び国道139号と東富士五湖道路との間の地域を東西に横断する路線として本市道路整備計画に掲げられた構想道路であります。
国道138号及び国道139号より富士山側に広がる本市南部地域は、東富士五湖道路とその側道である市道東富士1号線を外郭に配し、この東西に延びる横軸に対して南北の縦軸を整備することで道路網が形成されてきました。
この南北の縦軸といたしましては、主要路線として市道昭和大学通り線、県道富士上吉田線があり、令和9年度末にはこれら2つの路線に市道横町熊穴線が加わることで南北交通のネットワークは強化されることになります。
一方、東西の横軸につきましては、主要路線が市道東富士1号線のみとなっているため、この1路線のみの状態を解消し、東西交通のネットワークを強化することを目的に構想された道路がこの「(仮称)南部東西幹線1号」になります。
この構想を立てた平成28年3月の道路整備計画策定から歳月が経過し、本市南部地域を取り巻く状況は大きく変化いたしました。
令和3年4月には須走道路・御殿場バイパスの開通により東富士五湖道路が新東名高速道路と直結し、令和4年7月には富士吉田忍野スマートインターチェンジが開通したことにより、本市南部地域は、中央自動車道への連絡口となる富士吉田インターチェンジと合わせて東西に広域交流の拠点となる2か所の玄関口を有することとなりました。
さらに、剣丸尾西土地区画整理事業が会員制高級ホテルの建設という大型投資計画を伴って動き出しつつあり、また令和9年度末に完成予定の市道横町熊穴線沿線においても、富士北麓の豊かな自然環境と交通の利便性を求めて更なる市街化の進展と産業の集積が見込まれております。
このような状況を背景に、私も横山議員と同様に「(仮称)南部東西幹線1号」については、構想道路から計画道路とするための具体的検討を始める時期に来ているものと考えております。
現在、市道東富士1号線につきましては、東富士五湖道路から流入する交通を東西に流す役割を1路線のみで担っており、相当な交通負荷がかかっていることが想定されるため、本年度、当該路線を含む主要交差点の交通量調査を実施し、正確な交通需要を把握してまいります。
今後につきましては、この調査で得られた交通需要データを基に計画道路のルート、位置、規模等の検討を進めてまいります。
以上、答弁といたします。
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